用語集

ローカルファーストソフトウェア

ローカルファーストソフトウェアは、データの正本を企業のサーバーではなく自分の端末に置きます。ネットワークを使うこともあります——同期のため、あるいは処理の一工程として——が、正本は手元の端末にあり、サービスが止まっても使い続けられます。

何をもってローカルファーストと呼ぶのか

そのソフトウェアを作った会社が明日なくなったとして、あなたのデータはまだそこにあり、まだ使えるでしょうか。クラウドアプリケーションはこの問いに落第します。完全な複製はサーバーにしかなく、手元で動いているのはそこを覗く窓にすぎません。ローカルファーストは合格します。ディスク上のファイルが複製ではなく正本だからです。

暗号化やプライバシーポリシーは、他者が手元に持つ複製をどれだけ慎重に扱うかを述べたものです。ローカルファーストが変えるのは、誰が持っているかのほうです。アカウントが凍結されても自分のファイルから切り離されることはなく、離れることが移行作業になることもありません。

調停役となる中央サーバーがなければ、多人数のリアルタイム共同編集は難しくなります。バックアップは自分の仕事になります。本格的な計算を要する処理は、依然として端末の外に出る必要があるかもしれません。ローカルファーストが述べているのは永続的な複製の置き場所であって、何一つネットワークに触れないという約束ではありません。

Xtify での適用

すべての録音は、まずあなたの Mac に完全な形で書き込まれます。無料プランを含むすべてのプランで同じです。クラウドが担うのは音声認識と抽出で、文字起こしを送り、構造化された結果が返り、その後サーバーには何も残りません。永続的な複製はローカルディスクのものだけです。

それらの会議から作られる検索可能な記憶は、クラウド上のデータベースではなく、ディスク上のインデックスです。入り口は localhost にバインドされた読み取り専用の Model Context Protocol サーバーだけで、自分の端末で動くエージェントは照会でき、クラウドサービスはまったく届きません。解約してもこれらは変わりません。

よくある質問

ローカルファーストとは、何一つ端末から出ないという意味ですか?

いいえ。音声が Mac を出ることはありませんが、文字起こしは短時間だけ外に出ます。認識と抽出はエンタープライズ向けサービス上で動き、そこでは事後に複製を残さず、そのテキストを学習対象から除外しています。覚えておく価値があるのは、データが処理の一工程を通過することと、データが他人のサーバーに住み続けることの違いです。音声認識を行いながら端末から何も出ないと言うツールは、よく見たほうがよいでしょう。

ローカルファーストはセルフホストやオンプレミスと同じですか?

重なる部分はありますが、同じではありません。セルフホストとは、サーバーソフトウェアを自分で、多くは自分が管理するハードウェア上で動かすことです。構成はクライアントとサーバーのままで、サーバー側を自分が引き受けただけです。ローカルファーストは、データが読めるようになるためにそのサーバーが存在していなければならない、という前提そのものを取り除きます。セルフホストは運用上の選択であり、ローカルファーストは正本がどこにあるかという設計上の決定です。

解約したら、これまでの会議はどうなりますか?

ローカルでは何も変わりません。録音も記憶インデックスも、もともとクラウドではなくあなたの端末にあるため、解約によって失われることはありません。クラウドで処理されたファイルは処理直後にサーバーから削除され、アカウント情報も解約時に消去されます。

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